ストーリー

 

 平成21年夏 東海道線の早川駅のホームで認知症の身元の分からない、60歳前後の男性

が保護される。

 名前も身元も分かららない男性は、早川駅で保護されたので『早川さん』と呼ばれ、地元の

老人ホームで暮らすこととなる。

 その早川さんの成年後見を小田原で担当した、家庭裁判所の調査員の長谷川は転勤先の新潟で、

その早川と同一人物と思われる老人の『失踪宣言審判』の申立書に出会う。

新潟の塩澤で徘徊していた老人が、300キロも離れた小田原市の早川駅で怪我一つなく保護

されていた。どうやって辿り着いたのか?長谷川は申立人の娘に会うために塩澤に向かう、

そこで出会った娘から聞いた話は‥‥。